中小企業白書調べでは、2012年中小企業385万社の中で
『事業を何らかの形で他社に引き継ぎたい』
と考えて言えるのは約45%の169万社強。
残念ながら、自分の代で廃業を決めたのが2割の約34万社。
その中でも20%を超える経営者が『後継者を探したが、
適当な人が見つからなかった』というデータがあります。

後継者を育成する期間を、短くても3〜5年と考えている経営者が多く、
次世代の担い手を育成することは時間もかかり、
上手く事業継承していくことは難しいということがわかりますね。

それは自分自身にとっても近い将来、
必ずクリアしなければならない課題だと考えています。
私自身が36歳で思いがけない形で起業し、
様々な問題にぶつかり、難関を越えてきました。
その過程で人として、リーダーとして、
学んだことも少なくはありません。

一つ決断するにしても、その結果が「吉」ならばよいのですが、
「凶」とでることもあります。
その責任は誰も代わってくれることはありません。
責任を人に押しつけて、うやむやにできるなら、
どんなに気が楽にすごせるでしょうね。

自分自身の意志で起業した方は、
そんなことは当たり前だと思われるかもしれませんが、
18年前の私は、そこまでの覚悟もなく、
軽く“ノリ”で請け負ってしまったんですね。
だから、一つ一つの問題がとてもしんどかったし、
何故こんな問題が私に起こるのかを愚痴も散々言ってきました。

夫の顧問先の社長さんたちとお話する機会があった時に、
「しんどくないですか?」なんて質問をしたこともあります。
「しんどくない」と言われる方はいらっしゃいませんでしたが、
自分が起業したり、責任を引き受けた以上、

「投げ出したらあかん」「最後までやり遂げないとね」と
言葉をかけていただきました。

どんな結果であろうと、投げ出さず、全うする!
そんなことを学ばせていただきました。
他にもいろいろな出会いで学ばせていただきましたが、
どれもこれも“社員”でいたころには体験できなかったことばかり。
仕事のレイヤーとでも言いますか、
ステージが代わればそこに出てくる問題や課題の質も変わります。
そんなことにも勇気をもって向かっていける、
知恵と行動力を持った次世代の経営者を育成していきたいと思います。

dp_blog_20151015

中小企業の皆さんは人財の育成をどのようになさっていますか?

私は思考錯誤しながらですが、今回コーチングを取り入れてみました。
外部のコーチに依頼したのではなく、自分自身がコーチライセンスを取得し、
20代〜30代のスタッフに目標設定というテーマで実施してみたのです。
若いスタッフに絞ったのは、あれこれとコーチに話したことが
人事の査定にどう影響するのかなどと、あれこれ詮索しない世代だからです。

社長がコーチングを行うのであれば、
抵抗がないだろうということでやってみたわけですが、
これがなかなか良い結果となりました。
続きは次回に。